Web集客の方法としてリスティング広告やSEO対策などは広く知られ取り組まれている事業者の方は多いと思います。
そんな中、SEOやリスティング広告よりも安くできて、効果も出やすい、Web集客の新しい方法として注目されているのがMEO対策です。
Webマーケティング会社や、周りから「MEO対策やった方がいい」と言われているけれど、MEO対策というものが一体どういうものなのか、どんな効果があるのか、仕組みなどがイマイチ分からない…という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな今、注目のWeb集客方法の1つであるMEO対策について、これまで50社以上のMEO対策を行なってきた私が、専門用語無しで日本一分かりやすくご紹介いたします。
MEO対策って一体どんな対策なの?
MEO対策をものすごく簡単に説明すると、GoogleMapでユーザーがあるキーワードを検索した時に自分のお店や会社の情報が上位表示されるようにする対策のことです。
例えば、試しにGoogleMapで「居酒屋」と検索してみましょう。
すると、今現在自分のいる場所の近くにある居酒屋の情報一覧が表示されます。
GoogleMapを開き、「居酒屋」と検索!(※ちなみにこれは蒲田駅周辺で検索しました)
左記で居酒屋と検索すると蒲田駅周辺の居酒屋一覧情報が出てきます。
このようにGoogleMapであるキーワードを検索した時に、表示された一覧で自分のお店や会社を上位表示させる対策がMEO対策です。
GoogleMapで上位表示されて何か意味があるの?メリットは?
SEO対策やリスティング広告のようにGoogleであるキーワードを検索した際に上位表示されるという事に比べて、MEO対策はGoogleMap上での上位表示なので、「GoogleMapで検索上位になって、何か意味があるの?SEOとかリスティングの方がよっぽど効果あるんじゃないの?」と疑問に思う方も多いと思います。
しかし、実はMEO対策では、しっかりとやれば、SEOやリスティングよりも安く、手間をかけず次のような集客効果が見込める可能性があります。
集客効果1:GoogleMap検索ユーザーの集客
「お店とかを探す時にGoogle検索ではなく、GoogleMapで検索をする人なんているの?」と思う方も多いと思います。
しかし、実際にはGoogleMapで検索を行う人は意外と多いという事があるマーケティング会社のアンケート調査によって分かっています。
某Webマーケティング会社が行なったWebアンケートによれば、GoogleMapを使うという方は85.4%と非常に多く、主に飲食店や宿泊施設、コンビニや専門店、病院、スーパー、ドラッグストアなどの店舗の検索にGoogleMapを利用される方が多いのだそうです。
そのため、店舗系のビジネス(飲食店や小売店、美容院、フィットネスクラブやその他施設など)を検索する際にGoogleMapはよく利用されており、そこで上位表示させることで、SEO対策やリスティング広告、または食べログやホットペッパーなどの大手媒体への掲載などと同じぐらいの集客効果が見込めるという事です。
集客効果2:Google検索ユーザーの集客
GoogleMapで上位表示されると、その情報がGoogleの検索画面の上位に表示されるので、GoogleMapで上位表示をされることによって、SEO対策やリスティング広告と同じような集客効果が見込めます。
例えば、Google検索で「居酒屋」と検索すると、次のような画面が出てきます。
この地図とその下に表示されている3件のお店情報は、GoogleMapの検索結果と連動しており、GoogleMapで上位表示されたものがGoogle検索画面の一番上に表示されるのです。(※GoogleMap上での検索1〜3位がそのまま表示されるとは限りません)
この検索画面を下にスクロールすると、次の画像のように、食べログのサイトが現れます。
SEO対策やリスティング広告の主な目的は「検索結果で上位表示されること」ですから、MEO対策でGoogleMap上で上位表示されれば、Google検索結果での上位表示も可能となり、SEO対策やリスティング広告と同じような集客効果も見込める可能性があるということです。
SEO対策やリスティング広告とMEO対策の目的は「検索画面で上位表示をさせてネットから集客をすること」とほとんど同じです。
SEO対策やリスティング広告をすでに行なっている方は分かると思いますが、どちらも多大な費用と手間がかかります。
しかし、MEO対策は、それらと同じような効果を、安い費用と少ない手間で得られる可能性を秘めているのです。
それがMEO対策の最大のメリットであると言えます。
MEO対策に向く事業、向かない事業
しかし、MEO対策はすべての事業者に対して効果があるとは言えず、向く事業、向かない事業があると言う事を忘れてはなりません。
なぜなら、GoogleMapでユーザーが検索するものには偏りがあるためです。
某マーケティング会社が行なった地図アプリ利用に関するアンケート結果によれば、次のように店舗系の施設を探す際にGoogleMapは利用されているという事が分かります。
つまりは、この結果からも、MEO対策は店舗系ビジネスの集客には効果的であるが、それ以外のサービス会社には効果が薄いということが分かります。
MEO対策の具体的な効果は?対策事例を紹介
じゃあ、実際にMEO対策によってどれぐらいの効果が見込めるのか?実際に私が行なったMEO対策の結果とかかった費用感をいくつかご紹介します。(※具体的な店名は守秘契約のため出せません)
飲食店
準備中
キャバクラ店
準備中
トランクルーム業者
準備中
MEO対策って具体的に何をするの?
MEO対策の方法は、SEO対策やリスティング広告とは違い、より効果的にするノウハウなどはあれど、やろうと思えば自分でもできてしまうほどシンプルです。
MEO対策は具体的に以下のことを行います。
- Googleマイビジネスへの登録
- Googleマイビジネスへ詳しい情報(店舗情報、商品・サービス内容、外内観写真など)を入力する。
- Googleマイビジネスの投稿機能で最新情報を発信
- Googleマイビジネスへの口コミを増やす&口コミに対して返信する
- 他のWeb媒体(HP、記事、SNS、比較サイトなど)への情報掲載を増やす
Googleマイビジネスへの登録
MEO対策をするためには、まずはGoogleMap上に自分のお店や会社を登録し、表示されるようにしなければいけません。
そのため、まずは「Googleマイビジネス」への登録から始めます。
次の記事を参考にまずはGoogleマイビジネスへの登録から始めていきます。
Googleマイビジネスへ詳しい情報を入力する
Googleマイビジネスへの登録が完了したら、Googleマイビジネスの管理画面からお店や会社の詳しい情報を「ビジネスプロフィールの完成度が100%になるまで、ありとあらゆる情報を入力していきましょう。
例えば「居酒屋を探したい」ということでGoogle検索をした時に、外観や内観の写真や、お店の情報が具体的に書かれていないお店よりも、書かれているお店の方が閲覧されやすく、また実際に「行ってみたい」など店を選ぶ決め手にも繋がりやすくなります。
いくらGoogleMapで上位表示されていても、何も情報がかかれていなければ、クリックされなければ、行こうと思われなければ意味がありません。
検索ユーザーがきちんとお店を選べるように、詳細な情報をきちんと入れ込んであげることが重要なのです。
Googleマイビジネスの投稿機能で最新情報を発信
Googleマイビジネスには、投稿機能というものが存在します。
最新情報やクーポン、キャンペーンなどの告知や商品の宣伝などがGoogleマイビジネス上でできる機能で、画像や文章で簡単に投稿ができます。
「お客さんへの告知や情報公開をマメに行なっているかどうか」もGoogleMap上での上位表示につながるので、Googleマイビジネスに登録しお店情報を入れるだけではなく、こういったタイムリーな発信もしっかりと行なっていく事がMEO対策において重要です。
実際に、Googleはサイトを評価する際に、きちんとマメに更新をするサイトの評価を高くするという傾向もあるので、ユーザーのためになる発信をマメに行うことがGoogleMap上でのお店の評価の向上、そして上位表示に繋がります。
Googleマイビジネスへの口コミを増やす&返信する
Googleマイビジネスには、口コミ投稿機能、星評価機能があります。
そのため、実際に利用した方にいかに良い口コミを書いてもらうかもMEO対策において重要になります。
例えば、食べログなどでお店を選ぶ時に口コミ数が多く、星評価の高いお店を選びがち、という方は多いと思います。
GoogleMapでも食べログと同じように口コミ数が多く、星評価の高いお店の方が当然ながら、「行ってみたいな」とユーザーに思われやすくなります。
また、今現在上位表示されているお店などをみてみると、口コミ数がある程度あり、評価も高いお店が上位表示されやすい傾向にあることが分かります。
ユーザーに「行きたい」と思ってもらう上でも、またMEO対策でGoogleMapで上位表示されるという意味でも「良い口コミをいかに増やすか?」というのが重要になってくるのです。
また、口コミにはお店側からの返信機能もついており、次のようにユーザーの口コミに対して返信をすることができます。
しっかりと全口コミに対して返信をしているお店とそうでないお店では、返信をしているお店の方がユーザーにとっては「ちゃんと誠実に対応してくれるお店なんだ」という印象になりやすく、例え悪い口コミが書かれてしまった場合にも、誠実に対応している姿が見えればユーザーの印象も悪くなりにくくなります。
このようにユーザーの良い口コミをいかに増やし、また口コミをくれたユーザーにいかに誠実に返信するのかもMEO対策においては重要なポイントなのです。
ただし口コミを増やすために、お店側が謝礼としてお金を払って口コミを集める行為は つ次のように、GoogleMapのポリシーによって禁止されているので別の方法で良い口コミを集める方法や施策を行なっていきましょう。
クチコミの謝礼としてお金を渡したり、受け取ったりしないでください。
他のWeb媒体への情報掲載を増やす
GoogleMapで上位表示される仕組みとして、Googleマイビジネスのヘルプに次のような事が書かれています。
ローカル検索結果では、主に関連性、距離、知名度などの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。
検索上位表示において重要な項目として「関連性」「距離」「知名度」が挙げられていますが、そのうちの一つである「知名度」をGoogleが把握するための方法の1つが「口コミ」「サイテーション」「被リンク」です。
- サイテーション:自社のお店やサービスについて外部のサイトやブログで言及されていること。
- 被リンク:外部のサイトやブログから自社のお店のサイトにリンクが貼られること。
これらはお店側では制御しづらい部分ではありますが、サイテーションや被リンクなどを獲得する施策を行なっていくことが重要です。
サイテーションや被リンクの獲得については、次の記事などでより詳しく解説していますので、そちらも併せて参考にしてみてください。
MEO対策をやるなら業者に依頼するのがいい?自分でやるのがいい?
MEO対策はGoogleマイビジネスに登録し、お店情報を入力するだけでも効果は十分見込めます。
ご自身でできる時間が取れる方はまず始めてみるのが良いと思います。
業者に頼むのが良いのは次の3つの場合です。
- より効果的に効率的にMEO対策をしたい
- MEO対策をやりたいけれど自分ではできそうにない、やる時間がとれない
- 自分でやってみたがうまく上位表示できない、結果がでない
業者に頼むメリットは、MEO対策を効果的に、労力をかけずに行うという事なので、それに該当する方は業者に頼むのが良いと言えます。
MEO対策を業者に頼む場合、費用相場はどれぐらい?
MEO対策は先ほどもご紹介した通り、「安く、手間をかけずにSEO対策やリスティング広告と同じような集客効果が見込める」という点がメリットです。
そのためMEO対策の費用相場は、SEO対策やリスティング広告などと比べると安い費用感となっています。
費用感 | 手間 | |
MEO対策 | 月額1〜5万円程度 | やろうと思えば自分でも始められるが、自分だけでは限界アリ |
リスティング広告 | 月十数万〜数百万 | やろうと思えば自分でできるが手間はかなりかかる |
SEO対策 | 月数万〜数百万 | 一番手間がかかる上、効果がで始めるのも最低6ヶ月程度かかる |
成果報酬型の費用体系の業者もいますが、MEO対策はSEO対策やリスティング広告とは違い、Googleマイビジネス経由での電話やルート検索、問い合わせなど、どれがMEO対策による成果なのかが区別するのが非常に難しい対策です。
そのため成果報酬型の業者の場合は、「それはMEO対策の結果取れている問い合わせや電話ではない」というものも成果の対象に含まれてしまう可能性が高いので、あまりおすすめしません。
対策内容にもよりますが、そういった訳から、おおよその業者が1マイビジネスに対して、月額1〜5万円程度の費用相場となっています。
MEO対策でより安く、手間をかけずに効果的な集客を!
MEO対策はやろうと思えば今すぐに、誰でも無料で始められるWeb集客方法です。
SEO対策やリスティング広告とは違い安く、手間もかからずにでき、効果も高いので、1つのWeb集客の方法として作っておくだけでも有効です。
特に店舗系ビジネスの事業者にとってのメリットが非常に大きいので、ぜひ始められる方はGoogleマイビジネスへの登録からはじめてみてください。
もし、やり方が分からない、やってみたけど効果が出ない、やってみたけど難しい、やるなら最大限成果をあげたい、という方はぜひMEO対策村までご連絡ください。
またこういう業者からMEOの営業が来たがこれは大丈夫なのかなど、ざっくばらんなご相談もお受けしておりますので、お気軽にMEO対策村(お問い合わせフォーム)までご連絡いただければ幸いです。
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