MEO対策とは?競合を圧倒する7つの具体的対策方法

お役立ち

みなさんは『MEO対策』について、どの程度ご存知でしょうか?

飲食店やクリニック、美容室など、特定の地域でお店を営んでいる全ての方にとって、MEOは、他の広告に比べてほとんど費用がかからず(ホームページも不要です)、とても有効な集客方法です。

飲食店や美容室等のMEOの効果がモロに出やすい業種では、さすがにMEOのことをある程度知っている方も多く、その効果を実体験として持っているためか、自前でMEOに取り組んだり、専門業者に依頼する方も増えてきた印象があります。

しかし、地域や業種によっては、まだまだMEOがよく知られていない(あるいは、取り組まれていない)ケースも目立ちます。

確かに、多くのお店にとってわざわざMEOなどはやらなくても、ほぼ必ず各業種別に有力な媒体・WEBメディア(美容業界で言えばホットペッパービューティ、不動産業界で言えばスーモなど)が存在します。

そのため、多くのお店がこういった他社が作った媒体にWEB集客の大部分を依存していて、実際そういう媒体に大きな広告費を投下するだけでお店の運営に十分な数の集客が成り立ってしまうのも事実です。

つまり、まだまだ自社媒体からの集客方法、可能性を模索していない方が多いということが言えます。

しかし、そうした状況だからこそ、MEOは自社媒体からの集客を加速させ、ライバル店達との大きな差別化要素となります。

そして、他のお店を出し抜いて、自分のお店の集客だけ爆上げするといったことが出来る可能性が高いのです。

本記事では、お客様や自社のサービス含め、50店以上のGoogleマイビジネス情報を運営し、MEOを手掛けている私が今でも実践しているMEO対策手法をすべて公開します。

さて、前置きが長くなりましたが、是非、本記事のノウハウを用いて、あなたのお店の集客力をアップさせちゃってください!

この記事は読了までおよそ5分~10分ほどかかります。お時間がある時にお読みいただければ幸いです(^^)

MEO対策とは

MEOは、Map Engine Optimization(読み方はマップ・エンジン・オプティマイゼーション)という言葉の頭文字をとった略語で、海外では主にローカルSEOと言われます。

ざっくり言うと、「Googleマップ内であなたのお店の来店や売上に繋がるキーワードで上位表示するための施策全般」と理解頂ければ概ね問題ありません。

SEO対策との違い

  • SEO対策:Google等の検索エンジンのウェブ検索で自社ウェブサイトを上位表示するために行う
  • MEO対策:Googleマップ内での自社店舗の検索順位を上位表示するために行う

WEBサイトをGoogleの検索結果にヒットしやすくなるように行われるSEO対策と似ていますが、MEOは、Googleマップで検索時、自社のお店の情報が上位掲載されるように工夫するという点で違いがあります。

MEO対策に関するより詳しい解説はこちら

meo対策とは何?専門用語なしでプロがわかりやすく解説します。
MEO対策とは、GoogleMapで自社のサービスや店舗情報を上位表示させる対策のことで、SEO対策や広告と同じ効果をより安く、手間が少なくできるマーケティング手法として今現在注目されています。ここではそんなMEO対策についてプロが専門用語無しで解説いたします。

MEOの順位はどうやって決まる?

では、Googleマップの検索順位は、実際どのような基準で決定されているのでしょうか?

まずは、Googleマイビジネスのヘルプで公表されている情報があるので、見てみましょう。

ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み

ローカル検索結果では、主に関連性、距離、知名度などの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。

参考:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する

この内容から読み取れる、Googleマップの順位決定基準は、

  1. 検索キーワードとの関連性
  2. 検索地点との距離
  3. お店の知名度

であることが分かりますね!

この3つの要素を深堀りしていくと、ざっと以下のようになります。

 

1.検索キーワードとの関連性

まず、検索キーワードとの関連性。

ユーザーが検索したキーワードと、あなたのビジネス情報がどの程度関連性があるかという点をGoogleが評価します。

 

では、ここで生じる1つの疑問ですが、

関連性とは何でしょうか。

例えば、とある場所に隣接したレストランAとレストランBがあったとして、

『レストラン』と近くのユーザーが検索した場合、

AとB、どちらのお店も『レストラン』であるという意味では関連性がありますよね。

 

しかし、Googleアルゴリズムは「関連性の高さ」に関しても明確に優劣をつけて評価をし、ビジネス情報の検索順位を決定しています。

Googleマイビジネスヘルプを参照すると、、

関連性とは、検索語句とローカル ビジネス プロフィールが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、プロフィールと検索語句との関連性を高めることができます。

参考:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する

という様に説明されています。

つまり、充実したビジネス情報を掲載することで関連性を高めることができる(=検索順位を上げやすくなる)ということです。

 

ビジネス情報を充実させるには、、

  • ビジネスオーナー確認を行う(お店のビジネス情報を自分で管理する)
  • 詳細なデータを入力する(営業日や電話番号、ウェブサイト情報 等)
  • 営業時間を正確に保つ(開店から閉店までの時間、休憩時間 等)
  • 口コミを管理、返信する(ユーザーが寄せてくれた口コミへの返信)
  • 写真を追加する(ロゴや外観、店内、お店のメニュー、スタッフの写真 等)

といったごく基本的なことを徹底するのが重要です。

 

💡今すぐやろう!マイビジネス情報の充実化

消費者側の視点で考えてみれば私達も、

  • 営業時間が正確じゃないお店
  • 写真が載っておらず、店内の雰囲気がわからないお店

などが検索上位に来てしまったら、なんだか不便だし、Googleマップを使いたくなくなっちゃいますよね^^;

だからGoogleは、出来るだけ私達が不便したり困ったりしないように、検索キーワード【Q】に対して、最大限関連性が高い(充実した)情報【A】を優先的に上位掲載します。

したがって、お店側のスタンスとしては、まずはGoogleマイビジネスを使って出来るすべての機能を使い倒す事が大事です。

Googleマイビジネスのダッシュボードで、まずこのビジネスプロフィールの完成度は100%にしよう!

 

2.検索地点との距離

2つ目の順位決定要因はとても単純、、!

それは、「検索地点との距離」です。

例えば、あなたのスマートフォンやPCで「カフェ」と検索してみてください!

そうすると、あなたの現在地の近くのカフェが上位掲載されると思います。

また、「○○(駅名) カフェ」などで検索した場合も、その駅から近くのカフェが比較的上位掲載されているはずです。

 

つまり、Googleではそうやって、ユーザーの利便性を損なわないために、現在地やユーザーがこれから行こうとしている目的地(駅など)から近距離にあるお店の情報を優先的に上位掲載するアルゴリズムを採用しているわけですね、、

 

したがって、このアルゴリズムに対して有効なMEO対策方法は基本的にありません。

唯一方法があるとすれば、できるだけ立地の良い場所(駅から近い場所など)にお店を開く(または移転する)くらいです^^;

そうなのです。そういった意味では立地はMEO対策では結構重要な要素なのです。

 

3.お店の知名度・人気度

最後に、3つ目の順位決定要因、『お店の知名度』について。

知名度って、よく考えたら抽象的ですよね、、

一般的に知名度や認知度を図るにはリサーチ会社が大量の人にアンケート調査を行う必要がありそうなものですが、Googleではそうしたアンケート調査を行っているという言及はありません。

では、どうやってGoogleは知名度を判断しているのか ということになるのですが、Googleの場合はインターネット上のGoogleにインデックスされた(存在を認識された)WEBページからあらゆるお店の知名度を判断している可能性が高いと言えます。

そのため、

  • 様々なWEBメディアやブログ、SNSなどでお店のことが紹介される
  • メディアの取材を受ける
  • いろんなサイトに広告掲載する

などといったことはMEO対策上も好影響を与えるでしょう。

また、無視できないのはGoogleマップ上で表示される口コミです。

当然知名度の高いお店には口コミ(レビュー)がGoogleマップ上に多く掲載されており、その中でも人気度が高いお店は口コミの内容も良いですし、平均点も高い傾向があります。

なので、こうした口コミの点数や内容、数などもお店の人気度を図る指標となっており、Googleマップの順位に影響を与えていると考えられます(※ここはあくまで推察ですが、検索上位のお店の傾向としてはレビューの点数が高く、レビューの数も多い傾向があります)。

 

今すぐ誰でも実践できる、8のMEO対策方法とポイント

よって、MEO対策で出来ることは、

  1. お店の情報を最大限充実させること
  2. お店に対するみんなの評価や知名度を上げること

必然的にこの2点のみとなります。

こう考えると非常にシンプルですよね。

ただし、この2つのうち、『2.お店に対するみんなの評価や知名度を上げること』に関しては、基本的にはお店がユーザーに喜んでもらえる体験(商品やサービス、接客などを含む)を地道に提供し続けることが重要になりますので、時間はもちろん、あらゆる方面での努力が必要です。

そのため、まずは『1.お店の情報を最大限充実させること』を最優先で行うことをおすすめします!

 

MEO対策のやり方1:Googleマイビジネスの機能を全部使って情報を充実させる

1-1.Googleマイビジネスのビジネスプロフィールを完成度100%にする

  • 営業時間
  • 連絡先(電話番号)
  • ビジネスの説明(お店の紹介文)
  • ロゴ

といったお店の基本情報をまず一通りマイビジネスの管理画面内で追加することにより、ビジネスプロフィールの完成度を100%にすることができます。

完成度100%になっていないビジネスプロフィールはマイビジネス管理画面から簡単に確認できる。

ここは誰でも出来るので、必須でやっておきたいところです!

 

1-2.営業時間を含めたお店の情報を正確に、また常に最新の状態にする

お店を運営していると、場合によっては

  • 営業時間を変更する
  • 電話番号が変わる
  • ホームページのURLが変わる
  • 商品ラインナップが変わる

などといったことがありますが、そういった時も、しっかりGoogleマイビジネスの管理画面からできるだけ時間差を作らず、最新の情報に更新しましょう。

2020年以降はコロナ渦で、飲食店を始めとして様々な業種のお店で営業時間が頻繁に変更されているかと思います。お客様の信頼を積み重ねるためにも、営業時間の表記は変更時に都度更新するよう心がけるべきです!!

 

1-3.お店の外観、店内等の写真、動画を投稿する

Googleマイビジネスでは、お店の外観や店内写真、実際に働いているスタッフの写真など、様々な種類の写真を投稿する機能があります。

Googleマイビジネス内で、ダッシュボード→写真の順に遷移すると写真の投稿画面にいけます。

もちろん、投稿した写真はGoogleマップ上に公開されますので、ただひたすらどんな品質の写真でもアップすれば良いという訳ではないですが、写真が競合他店と比べて多ければ多いほど、より充実したビジネス情報を公開しているお店とGoogleが見なしてくれて、順位が上がりやすい傾向にはあります。

そのため、できるだけ多く普段から写真を撮影し、マイビジネスにアップする習慣を付けておくと良いでしょう。

 

1-4.メニューや商品、サービスに関する情報を編集する

扱っているサービスや商品が複数ある場合(殆どの場合複数あると思いますが、、)は、お店の商品やサービスの情報についてももれなく登録しておくことがおすすめです。

Googleマイビジネス内のダッシュボードから「商品」のメニューを選ぶと自社商品のサービスや商品を登録できます。

Googleマイビジネスの管理画面では、上記図のように、商品やサービスの内容をカテゴリー別に細かく登録できます。

マイビジネスで登録された商品情報は、Googleマップではこのように公開されます

商品を登録しておくことで、GoogleマップやGoogle(WEB検索)でお店の情報が表示された際に、お客様に商品の一覧を見せることができるため、これも必ずやっておくべきでしょう。

ただし、1部の業種においては商品登録ができない場合があります。

 

1-5.『投稿』機能を活用して積極的に情報発信をする

「投稿」機能とは、お店側がGoogleマップ上で

  • お店のイベント情報(例えば、イベントはキャバクラやライブハウスだと頻繁にありますね)
  • 特典情報(ホットペッパー等であるようなお得なクーポン等の情報)
  • 最新情報(お客様へのお知らせなど)

をお客様に告知するために利用できる機能です。

Googleマイビジネスのダッシュボードから「投稿」のメニューを選択すると投稿機能にいけます

追加した投稿は、Googleマップ上では以下のように表示されます(^^)

当然、MEOの観点でも、頻繁にお客様に向けて投稿を行っているお店の方が、そうでないお店よりも積極的に情報を発信しているお店ということになりますので、有利になると考えておくべきです。

 

1-6.ユーザーが投稿した「クチコミ」に返信する

Googleマップではユーザーが口コミを自由に投稿できる機能があり、当然良い口コミもあれば悪い口コミも投稿される場合があります。

こうしたユーザーの口コミを放置してしまっている(もしくは、Googleマップをどう活用して良いかしれないので、放置になってしまっている)お店は非常に多いのですが、まずは口コミに対して返信を行うことが重要です。

 

MEO対策のやり方2:みんなの評価や知名度を高める

さて、ここまでお伝えしてきた内容は、自店のお店の情報をGoogleマイビジネスを通して徹底的に充実させる(内的要因を改善する)ための方法ですので、いわば「内部対策」と言えます。

一方で、ここから紹介するのは内的要因以上にMEO順位を左右する外的要因、

つまりみなさんのお店が

  • どの程度人気がある(良い口コミが多い)お店なのか
  • どの程度知名度があるのか

といった要因で有利になるための方法です。

 

2-1.『口コミ』を集めるためのひと工夫をする

口コミは、あくまでお店のサービスを受けたお客様が任意で投稿するものなので、本来お店側がコントロールするのは難しい部分ではあるのですが、Googleガイドラインを守った上で能動的にポジティブな口コミを獲得する動きを取れば、想像以上に良い口コミを多く集めることができます。

例えば、お店を利用されたお客様に連絡がとれる手段等があれば「よろしければお店を利用した感想をGoogleマップに書いてください^^」とお願いするようなやり方もあれば、お店のGoogleマップ内の口コミ投稿ページに飛べるQRコード付きの紙やポケットティッシュなどを渡したり、店内POPなどで「皆さんのご意見や感想を投稿お願いします!」などの文言を添えてQRコードを掲示するという方法もアリです。

1点気をつけたい点として、Googleマップの口コミに関するガイドラインでは、、

クチコミの謝礼としてお金を渡したり、受け取ったりしないでください。

引用元:マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー

と記載があるので、

「口コミ書いてくれたら○円キャッシュバック!」というようなことをしたり、「口コミを投稿したらお会計が○円OFF!」のようなキャンペーンをやったりするとガイドライン違反になってしまう可能性が高いという点だけは覚えておいてください。

あくまで、口コミの投稿はお客様の自由な意志で投稿されるべきということがGoogleのガイドラインから読み取れる意思というわけですね!

 

2-2.サイテーション&被リンクを獲得する

サイテーション(※1)や被リンク(※2)も口コミと同様に、お店側がコントロールしづらい部分ではありますが、これらも能動的に獲得するための方法はあります。

例えば、

  • お客様にブログの運営者がいれば、ブログでお店のことを紹介してもらうように個人的にお願いする
  • 自社に関連するポータルサイト(有料・無料問わず)に掲載する
  • メディアの取材等を積極的に受ける
  • SNSでバズる仕掛けを作る(難易度高いですが、、)

などなど、業種によって有効な方法や優先順位の決め方は変わってきますが、多種多様な方法が考えられます。

※1 サイテーション:自社のお店やサービスについて外部のサイトやブログで言及されていること。
※2 被リンク:外部のサイトやブログから自社のお店のサイトにリンクが貼られること。
被リンクやサイテーションの具体的な獲得方法に関してはこちら
被リンク、サイテーションって何?プロのコンサルが教える競合と差がつく獲得方法
MEO対策における外部対策として重要なのが、被リンクとサイテーションです。ここでは被リンクやサイテーションとは一体どういう指標なのか、またそれらを獲得するためにはどうすればいいのかについてご紹介いたします。

番外編:これもやるとさらに有利になります

3-1.お店の名前にキーワードを含める

お店の名前にこだわりがなければ(普通あると思いますが)、もしお店の名前が

  • 横浜銀行
  • 原宿ミラクルパンケーキカフェ
  • 心斎橋ハイエナジーフィットネスジム
  • 博多熱血高校受験塾

などのように、地名や業種名、商品名が入っているような名前だと、MEOの効果があります(笑)

※上記例だと黒字部分がキーワードに該当する箇所です。

そもそも、MEOのことを最優先に考えてお店の名前を決めたり変えたりするのはどうかと思いますが、お店の名前に見込み顧客が検索するであろうキーワードが含まれていると有利になるという点は覚えておいても損はありません、、!

ちなみに当サイトの「MEO対策村」という屋号にも「MEO」や「MEO対策」で検索された際にMEOで有利になるという意図があります(^^)

 

バッチリ成果を出すなら外注も一つの手です

さて、色々と書いてきましたがMEO対策は結構たくさんやることがあります。

時間的な余裕がなく、ご予算が許すのであれば、外注も1つの手段として検討してみても良いかもしれません。

外注する際の注意点としては、検索順位だけではなく売上や利益のアップ、つまりあなたと同じ目線、同じゴールを見て対策を行ってくれる人に依頼することです。

MEOの世界では、まだまだクライアント側の知識が少ないのをいいことに、

  • とても簡単なキーワード(競合性、検索ボリュームがほぼないキーワード)で上位表示したら、成功報酬金額が発生する
  • 大して何もしない(マイビジネス情報をちょこっと編集するだけ)

といった専門?会社さんも存在しています。

そうした会社さんに依頼するよりも、最大限納得する成果を挙げたいという方は、『MEO対策村』にお問合せしてみて頂けますと幸いです(^^)

 

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